健康講座 ~糖尿病と食事~
令和5年6月21日
 

大正区在宅医療・介護連携推進会議では、区民向け啓発事業を行うにあたり、老人憩いの家や老人センターの活動に参加しない区民と繋がるツールがないことが課題で挙げられていました。
区民からは、すでにグループのできあがっている場所には参加しずらいといった声があがっていました。
そこで従来の研修会や集会で使用していた会場とは異なる場所で健康講座を企画しました。
従来の広報経路である『区広報誌』や『町会掲示板』『回覧板』は使用せず、会場近くの集合住宅にポスティングを行い広報しました。また図書館等人が集まる施設にちらしを置いてもらいました。
参加者の広報経路では『自宅チラシを見て参加した』が最多でした。

糖尿病講座では、インスリンの分泌が行われるタイミングが説明され、ちょこちょこ食べるよりも3食しっかり食べることがよいと説明されました。
また具体的にパンが一番カロリーが高く、うどん、そばと続くことが紹介されました。参加者からも「(ちょこちょこ食べしてる事を)恥ずかしいから言われへん」と声があがっていました。
一方で甘いもの全てを食べないのは辛い事にもふれ、食べたいときは食べる前の食事で工夫するなど、食べるタイミングに配慮する、トータルのカロリーで考えるといった実践しやすい内容をご説明されました。

本講座は大正区薬剤師会の栄養指導と同時開催いたしました。
栄養指導では、実際に糖尿病の方向けお弁当を食べていただき、味の濃さ、食事量、食事内容を確認いただきました。

参加いただいた皆さんからは「非常に良かった」との事があがっていました。
また次回開催にお申込みをされた方が50%でした。
最後に普段地域の催しへ積極的参加しない方にもご参加いただきたい旨お伝えいたしました。

大正区在宅医療・介護連携相談支援室 皆川 智美