第16回 在宅医療推進情報交換会を開催いたしました
令和5年12月13日
 
  1. 各病院からの状況報告、トピックス、施設との連携について
  2. 大正区在宅医療・介護連携相談支援室からの情報提供
  3. 診療所の状況について
  4. 訪問看護状況
  5. 質疑応答

病院から施設へ要望

  ◇入院時に欲しい情報

  1. 入院に至った経緯
  2. ADLは入院直前の状態だけでなく、状態が悪化する前の状況
  3.  食事は、形態、摂取量、食事摂取時の環境、摂取量のムラ 等
  4. 家族の連絡先、キーパーソン、病院の家族予定到着時間
  5. 直近の入所者の方では、入所までの経緯
  6. 延命治療やACPの意思決定の情報
  7. 認知症の方の問題行動や普段の対応
リターン時は出来るだけ早い受け入れをしてほしい
状態が悪くなった時に出来るだけ早めに受診して欲しい
リターン依頼時に既往症や別の疾患の治療を希望されることがあるが難しい場合が多い
環境が慣れた施設を希望されることが多いので看取りまでの対応をして欲しい
施設入所時点からACPの話し合いをしておいて欲しい

上記意見に対し、施設からの意見

  1. リターン時の受け入れについては、連絡が急だとスタッフや送迎者の対応が出来ないことがあり、日数に余裕が欲しい
  2. 入院時に付き添った職員が病院で長時間対応を求められることが多い。夜間等では数人で入所者対応をしているため、スタッフ数が不足することが入所者の安全に関わる。
  3. サマリーに記入していることで済む場合や翌日の対応で良いならそうしたい

結果:入院時に病院が必要とする情報があれば、入院時の対応を円滑に出来るのではないか
今後、連携が円滑になるための情報提供書のファーマットを作成し、Hpでダウンロード出来るよう医師会で取り組んで行きたい

その他
・済生会泉尾病院の面会制限について
未だに感染対策で制限が厳しい状況が続いている。入院患者家族からは、心配だという声が上がっている。←済生会泉尾病院より、今後、文書で今後の対応について回答予定

・診療報酬改定について
介護職の減少で地域サービスが受けられにくい状況が予想される。介護職の待遇改善については、企業努力で解決するという記事があった。

 

大正区在宅医療・介護連携相談支援室 山本 美幸