第18回在宅医療推進情報交換会では、以下のトピックスについて情報交換を行いました。
◇各病院からの状況報告、トピックス、在宅患者(施設含む)の入退院で困ること
◇大正区在宅医療・介護連携相談支援室からの情報提供
◇診療所の状況について
◇訪問看護状況
◇質疑応答
活発な意見交換が行われ、病院・診療所・施設よりたくさんの意見を頂きました。
病院から開業医・施設へ求めること
・看取りでの退院時には翌日の訪問をお願いしたい。
→件数が多いわけではないが、訪問までに亡くなったケースもある。
・在宅看取りなどの退院カンファレンスへの参加に協力いただきたい。
・施設ごとの対応可能な医療行為について、より細かな情報を共有したい
・診察時間外でもできる限りの対応はするが、病院が一番力を発揮できる時間帯は原則として9-17時の診察時間内であることを認識していただけたらと思う。
・入院の相談時には、可能な限り状態がわかる方からの連絡をお願いしたい。
・施設内で感染症などが流行している際は教えていただきたい。
・退院許可が出た際は速やかな退院調整をお願いしたい。
・施設にいらっしゃる緩和ケア対象の患者さんの相談にも応じます。入院だけでなく、外来での介入、症状緩和も可能。
上記意見に対し、施設からの意見
・看取りも受け入れているが、退院調整時に毎回ソーシャルワーカーさんと受け入れ状況に関して同じ返答をすることが多いため、病院内で情報共有をしてもらいたい。
・入院時や退院時の搬送に関して;運転手を雇っているわけではなく、運転できる人員の業務の都合で難しい時もある。介護タクシー利用も付き添いがいないと不安な方もいる。ベッドコントロールなど病院の都合もあると思うのでできるだけ協力したいと思っているが、施設もマンパワー的に難しいところがあるので支えあえたらと思う。
・医療情報の詳細はどのようなことを知りたいのか教えてほしい。
その他
大正病院:
・面会制限の緩和、外泊・外出後、無症状患者のPCR検査の省略
・「延命医療の説明及び確認書」から「心配組成を実施しないこと(DNAR)に関する説明書」へ改定
・訪問診療中の患者さんの当院での検査時における送迎を開始
開業医より病院にお願いしたいこと
・入院となった在宅患者さんの状態を追うことが難しい。転機時に一報いただけると助かる。
訪問看護ステーションより
・見守り推進員より訪問看護を勧められて利用を開始された方もいる。地域支援を行っている方との連携もこれからできたらと思っている。
大正区在宅医療・介護連携支援室では今後も情報交換会を継続し、大正区の在宅医療・介護連携の推進を行ってまいります。